今季17試合目で初得点のベリンガム「自分の役割は変わりエゴイストではなくなった。目標はあらゆる方法でチームを助けることだ」
9日のラ・リーガ第13節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのオサスナ戦に4-0で勝利した。MFジュード・ベリンガムはこの試合で、今季初ゴールを記録している。 ベリンガムは今季公式戦17試合目にして、待望の初ゴール。DFラウール・アセンシオのロングフィードからDFラインを抜け出すと、GKセルヒオ・エレーラの頭上を越えるダイレクトループでネットを揺らした。 コーナー付近でチームメートたちと喜びを分かち合ったイングランド代表MFは一人その場に残って、タメをつくってから両手を広げるパフォーマンスを披露。ベルナベウには、“ヘイ・ジュード”の歌が響き渡っていた。レアル・マドリーはベリンガムのゴールほか、ヴィニシウスがハットトリックを達成し、ラ・リーガ2試合ぶりの勝利を飾っている。 試合後、『レアル・マドリードTV』とのインタビューに応じたベリンガムは、試合について次のように振り返った。 「今季の僕たちにとって最も完璧な試合となった。ハイプレスを仕掛け、ボールをコントロールし、チャンスを築く……。力強く試合に入り、全選手が輝いたね」 FWキリアン・エンバペ加入の影響もあり、23得点を記録した昨季と比べてゴール前でプレーする機会が少なくなっているベリンガム。選手本人は守備にも奔走する現在の役割について、どう考えているのだろうか。 「僕はいつも通りのプレーを見せ、今回はゴールを決めた。昨季は多く得点を記録したが、自分の役割は変わったんだよ。今はピッチ全体で違うことをしている。おそらく、あまりエゴイストではなくなったけど、僕の目標はあらゆる方法でチームを助けることにほかならない」 「ベルナベウの喝采について、言葉で表すことなんて不可能だ。今もなお、自分が世界で最も恵まれた人間だと感じている。悪い時期にも、自分が特別なんだって感じられるよ」 ベリンガムはその一方で、今季2回目のハットトリックを達成したヴィニシウスについても触れた。 「ヴィニシウスのメンタルの強さは凄まじい。今週は皆にとって難しい1週間だったが、彼がピッチ上で見せたプレーを誇らしく感じている。ヴィニこそがリーダーだ。あんな風にプレーする彼は、誰にも止められない」