「ドイツで成功、イタリアで失敗」C・パレスMF鎌田大地の苦境に海外メディアも注目「時折輝きを見せるが…」「適応がまだ…」
イングランド・プレミアリーグのクリスタル・パレスに所属する、サッカー日本代表MF鎌田大地は今夏移籍してから思うような活躍ができていない。プレミアリーグに思うように適応できず苦しい状況が続く鎌田の現状について『FRENCH FOOTBALL WEEKLY』が注目していた。 【写真】欧州日本人、高額年俸ランキング2024 昨夏の移籍市場では、セリエA・ラツィオからパレスにフリーで移籍した鎌田。チームを率いるオリヴァー・グラスナー監督は、ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルト所属時代にUEFAヨーロッパリーグをともに制した恩師であり、再タッグということで鎌田の活躍も期待されていた。しかし、今季リーグ戦16試合に出場しているものの、途中出場なども多くなかなか思うような活躍ができていない。 同メディアは、「鎌田大地はどうなる?」と題して、「ドイツでは成功、イタリアでは失敗。フランクフルトへの移籍は、彼の若いキャリアの転機となった。22年のヨーロッパリーグでの勝利で彼は重要な役割を果たし、彼の創造性とプレーセンスは国際的に認められ新しい扉が開かれた。23年の夏にラツィオ・ローマと4シーズンの契約を結んだ。しかし、イタリアでの冒険はすぐに幻滅に変わる」と、これまでの道のりについて紹介。 そして、「24年、ローマのラツィオで短期間プレーした後、彼はプレミアリーグのクリスタル・パレスに加入し、かつての恩師であるオリバー・グラスナーと再会する。しかし海峡の向こう側でも、物語は日本人が夢見る牧歌的な生活からは程遠かった」と述べた上で、「出場時間が少なくスタメンに選ばれたのはわずか42%だ。鎌田はまだロンドンの街に足跡を残していない」と、いまだに期待されていた活躍ができていないと指摘している。 また、「時折輝きを見せるがこの日本人選手は、かつてヨーロッパで最も優れた攻撃的MFの一人となった勢いを取り戻すのに苦労している。プレミアリーグでのプレー時間が短く、ロンドンのチームへの適応がまだ完了していない」と、新しいリーグへの適応がいまだにできていないことも現在の苦境につながっていると強調していた。
フットボールチャンネル編集部