71歳、ひとり暮らしの料理研究家の「肉野菜炒め」レシピ。どんな野菜でも組み合わせ自由。薄切り肉は下ごしらえ不要で時短にも
長年にわたり、誰にでもできる簡単でおいしいレシピや調理のアイデアを提案してきた、料理研究家の大庭英子さん。70代を迎えた大庭さんが、ひとり暮らしのシニアに向けて、ラクで楽しいひとりごはんを提案したレシピ本『71歳、ひとり暮らし。愉しい定食 さっと作ってゆったり味わう』より、「肉野菜炒め」のレシピをご紹介します(取材・文/松原京子) 【写真】焦げ目が香ばしい!豚バラ肉はカリッとしてくるまで焼く * * * * * * * ◆栄養もボリュームも満点の一汁一菜 薄切り肉は下ごしらえがいらず、火の通りが早いから、チャチャッと作りたいときの便利食材。 特に豚バラ薄切り肉は脂がおいしく、野菜と一緒に炒めるだけでうまみたっぷりのおかずになります。 ここではキャベツ、玉ねぎ、にんじん、きくらげと一緒に炒めましたが、小松菜、もやし、レタス、ピーマンなど好きなものでOK。組み合わせる野菜を選びません。 塩こしょう味のほか、カレー味、しょうゆ味、ウスターソース味にしてもいいですね。おいしさのポイントは、薄切り肉をじっくり焼いて脂を出し、さらにカリッとしてくるまで焼くことです。 肉野菜炒めに合わせるのは、口当たりのやさしいコーンスープ。これは20年ほど前から作り続けているレシピで、春雨を入れてフカヒレもどきに。コーンクリーム缶は、コーンの粒々が入っていないクリームタイプもおすすめです。
◆肉野菜炒めの作り方 材料(1人分) 豚バラ薄切り肉 100g 玉ねぎ 小1/2個 きくらげ(戻したもの) 30g にんじん 30g キャベツ 100g ●油 酒 塩 こしょう [1]豚肉は4長さに切る。玉ねぎは繊維に沿って1幅に切る。きくらげは石づきを切り取り、食べやすい大きさに切る。にんじんは3厚さの斜め切りにし、縦半分に切る。キャベツは3四方に切る。 [2]フライパンに油小さじ1を熱して豚肉を広げて入れ、カリッとしてくるまで弱火で焼きつける。 [3]玉ねぎ、きくらげ、にんじん、キャベツを加えて中火で炒め合わせ、少ししんなりしたら、酒大さじ1/2をふり、塩小さじ1/3、こしょう少々を加えて炒め合わせる。 ※本稿は、『71歳、ひとり暮らし。愉しい定食 さっと作ってゆったり味わう』(家の光協会)の一部を再編集したものです。
大庭英子
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