キッチンづくりで迷う2大設備、コンロと水栓の選び方ガイド。設備選びでみんなが後悔しがちなところは火力の強さと…
キッチンをつくる際に最初に決めることが多い、コンロと水栓。調理に欠かせない存在だからこそ失敗したくないものですよね。そこで、キッチンプランナーとして数多くのキッチンを手掛けるリネアタラーラの水谷洋子さんに「よく耳にする失敗例」を特別に教えてもらいました。 【写真集】キッチンのプロの解説付き!おすすめ海外ブランドのオーブン&食洗器 コンロに関しては、「思っていたほど火力がなかった、という話を聞くことがあります。希望する火力があるかを調べておくとよいですね。機能がありすぎて使いこなせないというのもよくある失敗例。実際に必要な機能を確認しておきましょう。あとは、お手もちのお鍋のサイズに合ったヒーターサイズになっているか、並べて使えるか、といった細かな点もクリアしておくことをおすすめします」。 「水栓金具選びでは、やはり水を出した際の水はね問題ですね。吐水高とシンクの深さが合っていないとおきてしまいがちです。吐水の高さに関しては、作業スペースの確保ができているかのチェックを。加えて、吐水パターンが使い方に合った出方、水流になっているかを事前に確認するとよいでしょう」と水谷さん。 豪邸のキッチンも多く手掛ける水谷さん。海外ブランドのキッチン設備を導入することも多いそう。その魅力とは、「こだわりのディテールと無駄な装飾のないシンプルなデザイン」とのこと。初期投資は必要になりますが、結果的に満足度が高く、長く愛用できるのかもしれません。 機能性もデザイン性も兼ね備えた高級なコンロと水栓をピックアップ。水谷さんによる選び方のポイントも参考にしてみてください。
【コンロ】火力の強さとデザインをチェック! キッチンのプロに聞く!コンロの選び方のポイント
「まず、IHとガスどちらにするかが分岐点。レンジフード選びにも影響します。IHのメリットはなんといってもお手入れのしやすさ。一方で、対応していない鍋などもあるので、普段使っているツール類との兼ね合いもチェックすべきです。ガスは掃除の手間はありますが、炎で鍋肌を包み込む高温調理の際にパワーを発揮。どちらも魅力があるので両方入れる方もいます」。