思わずドキッとするサスペンス映画5選!
泥棒が大統領の不倫現場を目撃!『目撃』
凄腕の大泥棒ルーサー(クリント・イーストウッド)は、とある大富豪の屋敷から金庫を盗もうと潜入。だが、そこで大富豪夫人と合衆国現役大統領(ジーン・ハックマン)の不倫現場を目撃する。しかも、ふとしたトラブルから大統領のシークレットサービスが大富豪夫人を射殺してしまい……。クリント・イーストウッドが製作と監督を務めたほか、思わぬ事態を目撃したことから国家権力との攻防を繰り広げることになる主人公を熱演。全米ベストセラーのサスペンス小説を小気味よく料理したイーストウッド監督の手腕により、物語のスリルが倍増。名だたるキャストたちの演技合戦も楽しむことができる。
優雅な夫妻の素顔とは!?『ギリシャに消えた嘘』
アテネでツアーガイドをするライダル(オスカー・アイザック)は、パルテノン神殿でアメリカ人紳士のチェスター(ヴィゴ・モーテンセン)とその妻コレット(キルステン・ダンスト)に出会う。優雅で洗練された夫妻に魅了されるライダルだったが、夫妻の思わぬ素顔がライダルを破滅の道へと導いていくことに……。『太陽がいっぱい』の原作者パトリシア・ハイスミスのサスペンス小説を、『ドライヴ』の脚本家ホセイン・アミニが映画化。60年代ギリシャの美しい景色の中で、危険な秘密と欲望を内に抱えた登場人物たちの心理戦が展開。『太陽がいっぱい』や同原作の『リプリー』の次は、こちらもぜひ。
電話ボックスから一歩も出られない!『フォーン・ブース』
口八丁手八丁で生きてきた自称一流のパブリシスト、スチュ(コリン・ファレル)は立ち寄った公衆電話のボックスで、誰からとも分からない呼び出し音を耳にする。思わず受話器を取ってしまったスチュを、電話の向こうの相手は「この電話を切ったらお前の命はない」と脅迫してきて……。ハリウッドで注目を集めて間もない頃のコリン・ファレルが、“電話ボックスから一歩も出られなくなってしまった主人公”を演じるシチュエーションスリラー。訳も分からないまま窮地に追いやられていく展開がスリリングで、約80分の上映時間中終始ドキドキさせられる。最後に明かされる脅迫相手のキャスティングにも驚き。