イチローさんの母校から羽ばたくソフトバンクのドラフト5位ルーキー 感激の対面を果たして「オーラが違った」 将来は首位打者が目標
ソフトバンクからドラフト5位指名を受けた愛工大名電高(愛知)の石見颯真内野手(18)が24日、名古屋市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金3000万円、年俸500万円で合意した(金額は推定)。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 速いスイングスピードと巧みなバットコントロールで広角に安打を放てる好打者だ。福山龍太郎アマスカウトチーフも「コンタクト率が非常に高い。(元ソフトバンクの)川崎宗則みたいなタイプで、長打というより高打率を残してトップバッターを担ってほしい」と期待する。 そんな石見は先日、世界一の〝安打製造機〟であり、同校OBのレジェンドから指導を受ける機会に恵まれた。オリックスや米大リーグ・マリナーズなどで活躍し、日米通算4367本の安打を放ったイチローさんだ。18日に母校を訪れたイチローさんとキャッチボールや打撃練習を行った。「走り方一つにしてもすごく考えてやっていたので、そこはすごいなと。まさか会えるとは思ってなかった。オーラが違ったし、すごくいい経験だった」と感動した様子だった。 イチローさんの話を聞く機会もあり「『プロに入って(投手の)球が速くなると思うんですけど、どう対応してましたか』と質問したんですけど『僕は球を速いと思ったことがないからね』と言われて…」と振り返った。打撃練習など一挙手一投足を観察して「トスバッティングのトス(上げる球)がすごく速かった。バッティング練習も速い球を打っていた。自分も少しずつではあるけど、意識してやっている」と大先輩のプレーを目に焼き付けた。 現在はプロで戦うための体づくりに励む。「将来的には首位打者になりたい」。プロの世界で打撃に磨きをかけ、いつか偉大な先輩に追いつく。(大橋昂平) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社