起こるかもしれない「逆走運転」を防ぐコツ。助手席にいてもできること
運転技能検査でもチェック!逆走を防ぐ運転習慣のすすめ
自らの衰えを自覚してその能力に合わせた運転をするのがいちばんのようですが、普段より習慣にするとよい逆走防止運転のポイントはなんでしょうか。 「逆走を防ぐために推奨している運転習慣は以下の2つです。 1:キープレフト(左端走行)・右折より左折を 2:Uターン禁止 高齢ドライバーにとって、右折のハードルは年々上がっていきます。それは、左折に比べて右折時はやることが格段に多いからです。高齢者が運転免許の更新時に受検することもある運転技能検査においても、右折は減点になりやすい課題の1つです。さらに、一般道では右折時に進入する車線を間違え、逆走に至るケースも多く見受けられます。ですので、目的地までなるべく左折が多い道筋を選び、なるべく道路の左端を走行するのが高速道路・一般道を問わず逆走や事故を防ぐポイントです。極端な話、左折だけでも目的地にほぼ到着します。最近のカーナビでは設定で左折優先の「運転しやすいルート」を選ぶこともできます。ぜひ活用してみてください。 また、高齢ドライバーはUターンを極力回避しましょう。ついついものぐさになって、ちょっとした進路変更でもせっかちにUターンをしてしまうと、逆走や事故につながりやすくなります。急がば回れの精神で右折やUターンをなるべく避けましょう。とくに高速道路ではもってのほかで、本線への合流でもUターンにならないよう注意が必要です。逆にいえば、右折とUターンさえしなければ、逆走にはほぼつながらないのです」 高齢者が自身の判断能力や身体能力を自覚し、能力に合わせた運転をこころがけるのが肝心です。ぜひ、高齢のご家族にも教えてあげてください。
ESSEonline編集部