溢れ出るプレミアム感!スクーター界を牽引する伝家の宝刀!!【ホンダ PCX160】
じっくりと年月を費やして進化と熟成を重ねてきました!
スクーター全般で言えることなのですが”実用性の高さ”というところが購買欲を得られるポイントとなってきます。だからPCX160もその点を注力しながら開発がなされ、進化を続けてきました。 大きくも小さくもないボディサイズ、それに見合う運動性能、ユーティリティスペースの広さ、毎日使ってもトラブルが出ないタフさや燃費の良さなどなど。はっきり言ってしまうとユーザーのわがままにすべて応える形のパッケージングとしなければならないのです。 そう考えるとキーレスエントリー、ABS&トラクションコントロール、キラキラと輝くメッキパーツなどのディテールからみてもPCX160は素晴らしい完成度であり、人気が高い理由も納得することができます。
独断と偏見で伝えたい”勝手にGood&Bad!!”
テストライダー小松男が独断と偏見で決めるグッド&バッド。 PCX160のグッドはシートです。クッション性があり長時間乗っても疲れにくい。前後に長くライディングポジションの自由度が高い。だから毎日気軽に乗れる上に、長時間走り続けるようなロングツーリングにも出たくなってしまいます。 なお付け加えておくならば、足を前に投げ出しても、しっかりと下に揃えても良い形状のステップボード、幅や位置など絶妙なハンドルバーの位置などもグッド!つまりライディングポジション全般で好印象を受けました。 対してバッドなポイントは、フロント左側のユーティリティスペースです。フタの開く角度、開口部の広さのわりに内部形状が深く、私の場合使い勝手がいまひとつだと感じました。しかし走行中に中の物が落ちないようにすることや、なるべく容量を稼ぎたいと考えると、おのずとこの形状となってしまうのでしょうね。
新車で税込み41万2500円!売れるのも納得コスパです!
ライダーが所持している免許が小型自動二輪免許であったり、どうしても維持をするうえでコストを抑えたいというのであれば125ccエンジンのPCXとなるかもしれませんが、それらの問題が無いようであれば、断然PCX160をお薦めします。 PCXの使い勝手はそのままに、いざとなれば高速道路も使える排気量であり、その分余裕のあるパワーを持ち合わせているからです。 新車価格を見てもPCXが36万3000円(税込)なのに対しPCX160は41万2500円(税込)となっており、その差4万9500円です。これを”たった”と言うか、”も”と捉えるかは人それぞれだと思いますが、一週間テストライドを行った印象では「5万円足してこの乗り味ならPCX160だ!」と感じました。 中古マーケットも見てみると、流通台数が多いにも関わらず相場はずっと高めで推移してきており、このことからリセールバリューの高さも窺い知ることができます。 PCX160は新車でも中古を手に入れても満足できる、そんな一台なのではないでしょうか!? ◆PCX160[2024]主要諸元 ・全長×全幅×全高:1,935×740×1,105mm ・ホイールベース:1,315mm ・シート高:764mm ・車重:133kg ・エンジン:水冷4ストローク単気筒OHC 156cc ・最高出力:15.8PS(12kW)/8,500rpm ・最大トルク:15Nm/6,500rpm ・燃料タンク容量:8.1L ・変速機:Vマチック ・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク ・タイヤ:F=110/70-14、R=130/70-13 ・価格:41万2500円
小松男
【関連記事】
- この記事を画像付きで見る:溢れ出るプレミアム感!スクーター界を牽引する伝家の宝刀!!【ホンダ PCX160】【Moto Guide】
- 【スクープ】Ninja1000SXが2025年型でNinja1100SXに進化し、電サスのSEも登場!? 兄弟車もヴェルシス1100に排気量アップか
- 【新製品】低重心ダウンタイプで軽快な走りに! ダックス125用「機械曲GP-MAGNUMサイクロン TYPE-DOWN EXPORT SPEC」発売
- 【祝バルカンS復活】まるでマッハIIIのようなカスタマイズ「バルカン70」を振り返る
- ドリカム中村正人氏が「EM1 e:」ドリカムスペシャル仕様を公開! ホンダの「未来予想図」は身近なスクーターから