溢れ出るプレミアム感!スクーター界を牽引する伝家の宝刀!!【ホンダ PCX160】
頻繁な改良は”売れている証”!最新モデルが最良なのです!!
現行型PCX160は2021年に登場しました。その際エンジンの排気量は7cc拡大し156ccとなり最高出力も向上。軽量かつ剛性力のバランスをリセッティングした新型フレームの採用や、トラクションコントロールを装備するなど、大幅に手が加えられました。 ベーシックモデルであるPCXは登場から約15年でマイナーチェンジを合わせると現在5代目となります。エンジンの排気量こそPCX160は違いますが、基本的な変更点というのはPCXに準じているので、同じようにPCX160も進化してきたと言えます。 度重なる改良は裏を返せば、それだけコストを掛けることができるということでもあり、つまりは”売れている証拠”であるとも考えることができるのです。 ※ここでいうトラクションコントロールとはホンダ社独自のHSTC(ホンダ・セレクタブル・トルク・コントロール)を指し、簡単に説明すると後輪のスリップを防ぐ電子制御機能のことです。
異端とも思われたスタイリングは、今なお最先端で魅力的です!
いまから10年以上も前のこと。私は登場したばかりのPCXを初めて見て、“変なカッコw”と思ったことを今でも覚えています。 なぜそう思ったかと言うと、原付二種クラスのスクーターは足を置くところがフラットなステップボードタイプが主流であり、車体の中央が出っ張っているセンターアーチがあるタイプは250ccクラス以上のいわゆるビッグスクーター系というイメージがあり、それでいながらも、フロントマスクはコンパクトで車体そのものはスリムなので、”今までに無い”感がプンプンでした。でも結果的にはソレがウケたのです。 当時、頻繁に海外出張に出ていたのですが、韓国、タイなどのアジア圏では日本以上にPCXのカスタムが盛り上がっており、しかもオーナーズクラブのミーティングやツーリングなども良く遭遇したものです。 ユーザーの間で人気のあるカスタム、例えば灯火類のLED化などはすぐさまメーカーがモデルチェンジ時に対応しLEDライトを採用するなど(これにはLEDのコストが下がったことや使用電力問題などの要因もあるようですが)、メーカーとユーザーの距離感も近い物となっていました。 興味深いのはPCXのデザインはオリジナリティがあり、それが現在もなおずっと受け継がれてきたことです。 だから旧モデルに乗っていても古いように見えないですし、それでいながらも現行モデルはしっかりと新しく見える。このような点にもPCXの魅力があるのだと思います。
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