韓国軍合同参謀本部「26日散布の北の汚物風船を約180個識別…ソウル・京畿に約70個落下」
韓国軍の合同参謀本部が、北朝鮮が26日に散布した汚物風船は27日午前9時基準で180個ほど識別された、と明らかにした。このうちソウルと京畿道(キョンギド)に70個ほど落下した。 合同参謀本部は26午後9時13分ごろ「北が対南汚物風船をまた飛ばしている」と伝えた。 汚物風船の内容物は一定の形と大きさに切られた低品質の紙で、現在のところ危険な物質はないという。ただ、積載物の重さは約10キロであり、風船が速い速度で落下すれば危険性はあると、軍は伝えた。 北朝鮮は24日夜に汚物風船350個余りを散布し、京畿道(キョンギド)北部とソウルなど南側地域に約100個が落下した。北朝鮮は25日夜にも汚物風船およそ250個を散布し、うち100個ほどが京畿北部とソウルに落下した。 北朝鮮が26日に散布した対南汚物風船は先月28日以降7回目だった。 一方、韓国軍は北朝鮮の汚物風船散布が続いた9日、境界地域から固定式拡声器の一部で対北朝鮮放送をして対抗したが、その後は稼働していない。 合同参謀本部の関係者は「対北心理戦放送は即刻施行する準備ができている」とし「戦略的・作戦的状況によって融通性を持たせて施行するが、これは北側の行動にかかっている」と話した。