「あまり気にしていない」ソフトバンク小久保監督、4日今季最終戦で勝てば新人監督の最多勝利記録更新
◆ソフトバンク4-2楽天(3日、みずほペイペイドーム) エースらしい投球でタイトル獲得に望みをつないだ。有原航平がレギュラーシーズン最後の先発で7回2失点。日本ハムの伊藤大海に並ぶ14勝目を挙げた。ライバルはもう1試合登板が見込まれるだけに「僕としてはやることはやった」と祈るように語った。 ■オスナが周東を高い高~い【写真】 5回までわずか1安打に抑える貫禄の投球を見せた。6回に4連打で2点を失い同点とされたが、14勝目をアシストしようと試合前から意気込んでいた打線が有原を助けた。正木智也の左翼線への適時二塁打ですぐさま勝ち越しに成功。右腕も「どこかで切りたかった。次への課題も出た」と反省しつつ、「援護してくれた野手の方には本当に感謝」と笑顔だった。 これで182回2/3と投球回のキャリアハイを更新。今季掲げた目標をクリアし、「ひとつほっとした」と語った。1試合平均約7回を投げ、投手陣の柱としての仕事を果たし、小久保監督も「分業制が確立された時代ですごい数字」とその価値をたたえた。 有原の14勝目に加え、4連勝のチームは90勝に到達。2002年の西武・伊原監督と15年のソフトバンク・工藤監督の新人監督最多勝利に並んだ。指揮官は「あまり気にしていない」とさらり。残りは1戦。ポストシーズンに向けいい形で終えるためにも、記録を更新したいところだ。(鬼塚淳乃介) 【#OTTOホークス情報】 【おすすめ記事 小久保監督一問一答完全版】 「優先順位的には杉山、尾形はすごく上には上がってきている」【▼小久保監督一問一答完全版は下記関連リンクから▼】から
西日本新聞社