菅野智之の獲得を狙っているメジャーの「意外な球団」…大谷翔平、山本由伸との共演もあり得るワケ
蘇った菅野のFA先はどこになるのか
今シーズン15勝3敗で最多勝と最高勝率のタイトル2冠に輝いた巨人のエース・菅野智之(35)。36歳シーズンとなる来年に向けて海外フリーエージェント権(FA)を行使して夢の舞台である米メジャーリーグ移籍に挑戦する。 【写真】大谷翔平がメジャーに行く前に「熟読していた文庫本」、その「本の名前」 2017年は投手2冠(最多勝と最優秀防御率)、2018年は投手3冠(最多勝、最優秀防御率、最多奪三振)と常に第一線を歩んできた。 「ですが32歳シーズンとなった2021年からは思うように成績が伸びず、昨年は4勝8敗と散々なシーズンに終わりました。 トレーニング方法を変えて再起を図った今シーズン、叔父の原辰徳監督は去り阿部慎之助新監督のもと、かつてバッテリーを組んだ小林誠司と“スガコバコンビ”を再結成、見事に蘇りました」(球団OB) 今年の成績は15勝3敗。防御率は1.67とシーズンを通して見事な投球を見せた。
獲得を狙っている意外な球団の名前
菅野は、コロナ禍の2020年オフには初めてポスティングでの米メジャーリーグ移籍に挑んだ。しかし、6球団からオファーを受けたが話はまとまらず、巨人に残留。今回は再び訪れた移籍チャンスを、自分の頑張りで掴んだ海外FA権で実現しようとしている。 米大リーグの球団に精通する関係者は「すでに複数球団が菅野を狙うことになると思う。年齢は確かにネックになってくるが、経験豊富で先発3、4番手あたりなら任せることができる実力はある」と分析する。 その中で意外にも有力視されているのが、今シーズン、大谷翔平や山本由伸の活躍でワールドシリーズを制覇したドジャーズだ。1995年に野茂英雄がメジャー挑戦で所属した西海岸の名門球団としても知られている。 「今年は大谷と山本の加入で戦力に厚みが増しただけでなく、アジア人のファンが相当数渡米して観戦にやってきました。2人揃って年俸は凄まじい金額になりますが、入場チケットやグッズだけですでにペイしたとの情報もあるほどの盛況ぶりです」(メジャー担当記者) ドジャーズで起きている日本人フィーバーにさらなる勢いを加えようというのか。今シーズンオフも菅野のほか、25歳に満たない年齢のせいでマイナー契約しか結べないロッテ・佐々木朗希の獲得も目指していると言われている。