菊地吉正の【ロレックス通信 No.269】|55万円とは驚いた。影響を大きく受けたモデルと、そうでないモデルとは?
今回の実勢価格の下落で見えた意外な注目モデルとは?
ご覧のとおり、各モデルの下げ幅を見るとプレミアム価格の度合いが高いほど値下がり幅が大きくなっている。その最たるデイトナはなんと55万円(黒文字盤)の下落だ。ただ、下落率で考えるとGMTマスター II のペプシがわずかだがデイトナを上回っている。 そんななか注目したいのがデイトナ、GMTマスター II に次いでプレミアム度が高い通称グリーンサブことサブマリーナーデイトのグリーンベゼル仕様(写真)だ。今回の下落によって一般的な黒ベゼルのサブマリーナーデイトに、だいぶ実勢価格が近づいているのである。グリーンサブのこれまでの高騰ぶりを考えるとある意味で狙い目と言えるのかもしれない。 文◎菊地吉正(編集部)
菊地 吉正|パワーウオッチやロービートなど時計専門誌の発行人兼総編集長。時計ブランド「アウトライン」も展開。ロレックス通信連載