【バドミントン】結成4カ月の五十嵐有紗&桜本絢子組、シダマツに完敗で初Vならず/全日本総合
<バドミントン:全日本総合選手権>◇最終日◇30日◇東京・武蔵の森総合スポーツプラザ◇女子ダブルス決勝 結成4カ月目の五十嵐(旧姓東野)有紗(28=BIPROGY)桜本絢子(29=ヨネックス)組が、ストレート負けで初優勝を逃した。 今夏のパリオリンピック(五輪)銅メダリストで愛称「シダマツ」こと志田千陽(27)松山奈未(26)組(再春館製薬所)に0-2(5-21、19-21)で敗れた。五十嵐は「終始相手のペースでやらせてしまったことが敗因」と受け止めた。 第1ゲーム(G)を大差で落とし、第2Gは6-1とリードした展開から逆転された。桜本は「2ゲーム目は攻めを貫こうと思ったが、簡単には決めさせてくれなかった。最後は気持ちの勝負で負けた」と力負けを認めた。 2人は8月下旬のジャパン・オープン後にペアを結成。五十嵐に関しては、渡辺勇大との混合ダブルスで五輪2大会連続銅メダルをつかみ、愛称「ワタガシ」としても親しまれていた中、女子ダブルスへの転向を決断した。変化の1年を振り返り「もっと強くなりたいという思いや、ここがまだできていないんだという弱さ、逆にここで生かせるんだという強みを知れた年になった」とうなずいた。 年明けはインド・オープン(1月14~19日)に出場予定。五十嵐は「1大会、1大会で結果を残しつつ、(世界)ランキングも上げられるように頑張りたい」と意気込んだ。【藤塚大輔】