場内が沸いた…ドラフト会議「サプライズ指名」(3)”巨人のスター”と同姓同名!?
まさかの一本釣りや涙の入団拒否など、ドラフト会議ではさまざまなドラマが巻き起こる。長い歴史の中では「サプライズ」と呼ばれた指名もあり、場内が沸いた瞬間は野球ファンの印象に残っているはずだ。そこで今回は、ドラフト会議で起こったサプライズ指名選手を紹介する。
坂本勇人(捕手)
出身:佐賀県 投打:右投右打 身長/体重:177cm/84kg 生年月日:2002年4月15日 ドラフト:2020年育成選手ドラフト6位 ジャイアンツの中心選手として活躍する坂本勇人と同姓同名であることから、指名時にはさまざまな話題を呼んだ坂本勇人。今回紹介するのは唐津商業高校(佐賀県)出身の坂本勇人である。 唐津市生まれで唐津商業高校に入学した坂本は、1年生の夏からベンチ入りを果たす。当初は内野手だったが、1年生の秋からキャッチャーに転向した。肩の強さに加え、高校通算で16本塁打を放った強打も注目されたものの、甲子園に出場することはできなかった。 そして迎えた2020年のドラフト会議、支配下契約ではなかったがジャイアンツから育成ドラフト6巡目で指名を受ける。当時ジャイアンツの2軍監督だった阿部慎之助は、指名した瞬間に笑顔を見せていた。 坂本自身、ジャイアンツの柱である坂本勇人と比較されることが多く、苦しい時期もあったという。しかし、まずはプロ入りを実現させたことで、いずれはジャイアンツのスタメンに2人の坂本勇人が名を連ねる可能性もあるだろう。
ベースボールチャンネル編集部