「遊びたいけど遊べない」子どもたち 「遊ばせたいけど遊ばせられない」親たち 願いを叶えた遊具
RKB毎日放送
「遊びたいけど遊べない」「遊ばせたいけど遊ばせられない」障がいのある子どもたちと親たちの願いを叶えようと、イベントが開かれました。 【写真で見る】障がいがある子供が遊べるイベント 遊ぶために使われるのは意外な道具や機器の数々。 会場に笑顔が溢れました。 ■「遊ぶ場所が限られる」子どもたち 福岡県大刀洗町の多目的施設。 中に入ってみると・・・にぎやかで、楽しそうな空間が広がっていました。 主役は障がいがある子供たち。 体をつかって思いっきり遊んでもらおうと企画されたイベントで約170人が参加しました。 ブランコに自転車、そして、ゴムのヒモで体を固定し立って動ける遊具など、盛りだくさん。 保護者 「興奮していて楽しんでくれています」 保護者 「なかなか行けるところが限られてくるので、そんなにしょっちゅう出かけることもできなくて。」 保護者「体を動かす系はあまりないから、動くのは結構好きなんですよ」 障がいがある子どもたちの場合、常にサポートが必要なため遊ぶ場所が限られているといいます。 ■リハビリで使う機器や道具が遊具に 「遊ぶ場所がほしい」という切実な声を受け、イベントを企画したのが大刀洗町にある、「医療福祉センター聖ヨゼフ園」 重度の身体障害と知的障害がある人たちの入所施設です。 普段リハビリで使っている器具や道具を活用できないかと考えました。 自分で呼吸ができない子どもの体を揺らすことでタンを出しやすくするためのブランコ。 ボタンで動く移動支援機器は座る練習と移動の楽しみを知るために使っていました。 ゴムのヒモで体を支えていた遊具も、実は立つことを経験するために使う機器です。 医療福祉センター聖ヨゼフ園 地頭方 幹さん 「お子さんだけではなくご家族も一緒に楽しく遊ばれているので、すごくいいと思います。楽しくないと何も意味がないと思うので、遊ぶことで体を動かすことを覚えてくれて結果的に運動につながってくたらいいなという思いはあります」 自転車も手作りで支えを取り付け体と足を固定します。
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