後半、ミッチェル・デューク（左）にゴールを決められうなだれる西尾（右から2人目）

　◇明治安田J1リーグ　第14節　C大阪1ー2町田（2024年5月15日　町田GIONスタジアム） 　C大阪は町田に敗れ、3連敗となった。 　0―1の後半39分、ペナルティーエリア内中央へ抜け出したFWセアラがパスを受けると、倒されてPKを獲得。キッカーも務め、冷静にゴール左へ決めて追いついた。今季11点目は磐田FWジャーメイン良に並び、得点ランキングトップタイに浮上。連敗ストップが見えた先に、悪夢が待っていた。 　同アディショナルタイム、FWミッチェル・デュークに頭でゴール右に叩き込まれ、これが決勝点。11日の神戸戦（ヨドコウ）に続き、またも複数失点で屈した。 　開幕8戦負けなしの快進撃で首位に立って以降、6戦勝ちなしと絶不調に陥っている桜の戦士たち。DF毎熊晟矢、DF登里享平、FWカピシャーバといった主力を欠く現状に、小菊昭雄監督はFW山田寛人を今季初スタメンで起用するなどしたが、結果につながらない。 　毎熊に代わって右サイドバックを務めているDF奥田勇斗には攻撃時、ボランチの位置に入らせるなど、試行錯誤して変化を加えている指揮官は「意図的に違う役割を担わせながらチームとしてトライして、前進してアタッキングサードに運べた場面もたくさんあった。誰が出てもいろんなバリエーションでできるような作業をやっていきたい」とした一方で「もう一度、原点に立ち返らないといけない。そういったことを痛感させられるゲームになった」と守備の強化を課題に挙げた。