低迷する札幌、ペトロヴィッチ体制続投を表明! 「今季最後までミシャ監督と戦う決意をしました」
北海道コンサドーレ札幌は29日、今季終了までミハイロ・ペトロヴィッチ体制で戦うことを表明した。 明治安田J1リーグ|試合日程・対戦カード・テレビ放送予定 2018年から札幌で指揮を執るペトロヴィッチ監督。しかし、就任7年目の今季、チームは同監督の志向する攻撃的スタイルが鳴りを潜め、ここまで2勝5分け9敗と低迷。順位も降格圏内の19位に沈んでいる。 そうした中、札幌はクラブ公式サイトで「北海道コンサドーレ札幌にかかわる全ての皆さまへ」と声明を発表。「クラブは、今シーズンの最後までミシャ監督と戦う決意をしました」と綴り、下記のように説明している。 「4月26日、サポーターの皆さまとオンラインミーティングを開催しました。その中で、5月までの試合で勝ち点7を積み上げ、降格圏を脱するという目標をお伝えしました。実際には、獲得した勝ち点は5、順位は19位と、目標に届きませんでした」 「達成できなかった理由や課題をチーム内で共有するとともに、選手の想いを再確認しました。J1残留を成し遂げる方法を検討するに当たり、最も重要なことは実際にプレーする選手たちの想いだと考えたからです。その結果、このスタイル、ミシャ監督で継続してやっていくことがJ1残留につながると、改めて感じました」 「敗れた鹿島戦後、選手たちが自主的にミーティングを行い、ロッカールームで真剣に話し合う姿を見ました。選手同士でより言うべきことを言い、要求し合う真のチームになろう。今のサッカースタイルを貫き、信じることがこの状況を脱する、というものでした。それらを踏まえ、今シーズンはミシャ監督とやっていくことを確認した上で、既にチームは再スタートしています。この選手たちを信じつつ、クラブができることとして、より競争力を高め、J1残留につなげるための選手補強も検討しています」 「経営状況もありますが、リーグ戦でのJ1残留を何よりも第一優先とし、ルヴァンカップや天皇杯なども含めて、今シーズンをクラブとミシャ監督との集大成として考えています」 「改めてファン・サポーターの皆さま、クラブにかかわる全ての皆さまとともに、選手、スタッフとで同じ方向を向き、同じ目標に向かって戦っていきたいと思います。この苦しい時こそ、一体感を持って前に進みたいと思います。引き続き、北海道コンサドーレ札幌へのご声援とご支援をいただけますよう、よろしくお願いいたします」