韓国国防相が辞任、戒厳令への批判高まる中
(CNN) 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は5日までに、金竜顕(キムヨンヒョン)国防相の辞意表明を受け入れた。尹氏を巡っては3日夜に宣布し、数時間で解除した非常戒厳に対して批判の声が高まっている。 国防省は後任のトップに駐サウジアラビア大使の崔秉赫(チェビョンヒョク)氏を指名したと発表した。 金氏は4日に辞表を提出した。その直前には最大野党の「共に民主党」が同氏の弾劾(だんがい)手続きに入ったと明らかにしていた。 尹氏が率いる与党「国民の力」も、戒厳令を勧めたとして国防相の更迭を求めていた。 これより前、金氏は軍に戒厳令の実施を命じた責任を認めた。記者団に送ったテキストメッセージで明らかにした。同じ文面で同氏は、「国民に懸念と混乱を引き起こしたこと」を遺憾に思うと述べている。 非常戒厳を宣布した尹氏に対しても、辞任を迫る声が高まっている。