【医師が回答 冬の疲れ顔】顔色がくすんで見えるのはなぜ?老け見えケアコスメも紹介
空気が乾燥し、気温が低くなるほど増えてくる肌悩み。その原因や対策を専門家である美容皮膚科医・髙瀬聡子先生に伺いながら、おすすめのコスメを提案するこの企画。3回目は“疲れて見える顔色問題”がテーマ。冷えや潤い不足によって顔色や目元がくすむ今こそ、潤った肌を取り戻して冬をのり切ろう! 【写真】冬の肌荒れケアコスメ9選
冬になると“お疲れ顔”が深刻に…。一体なぜ?
顔色の青白さや、肌のトーンダウン、目元のくすみなど、“お疲れ顔”に見える要因は様々。それぞれの原因を髙瀬先生に伺いました。 「顔色の青白さは、主に血行不良が原因。特に冬場は体が冷えて硬くなることで血液の循環が悪くなり、栄養の行き渡っていない肌になってしまうのです。例えば、寒い日でもマフラーをしないで首を冷やしていたり、寝不足が続いていたりしませんか。座りっぱなしの仕事で運動不足になっていることも顔色をくすませます。できるだけ、首のリンパを流すようにしたり、近所を歩いたりと体を巡らせることを意識するのがおすすめです」 「肌色がトーンダウンし、“どす黒く”見える原因はズバリ潤い不足。角層の中の水分保持能力が低下すると透明感が減ります。セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などの成分を補うような高浸透ローションをで角層を満たすのも効果大。保湿によって肌が柔軟になり、柔軟になると光を反射して透明感が生まれます」 「目元はもともと皮脂がなく、水分保持能力が低い部位。アイクリームを優しくたっぷり塗って、潤いで満たしましょう!」
【髙瀬先生が回答】肌色の「どす黒さ」は潤い不足が原因
潤い不足によって、角層内の水分保持力が低下してしまうことが、肌を“どす黒く”させる要因に。 髙瀬先生は、「角層に存在する潤い成分で、細胞と細胞の間にある水分を抱え込んで逃さないよう保持する働きをもつ“セラミド"や、肌に潤いや弾力を与える"コラーゲン"や"ヒアルロン酸"などを意識して肌に補うことが重要です」と提言します。 「そうした成分が配合されていて、角層のすみずみにまで行き届かせる“高浸透ローション”を入れ込むのがおすすめです。たっぷりと潤い補給をして、その後はクリームでフタをしましょう。肌がどんどん柔らかくなり、透明感が高まりますよ」