【福岡ボート・一般】二つのデータが結びつくのは中澤和志
<16日・福岡ボート・5日目> 【記者コラム・森大輔の勝ち組の法則】 優勝戦をデータの面から探ってみましょう。西スポボートレースチャンネルの優勝戦展望で示したデータはここでも確認できます。まずは最後にものをいうのはメンタルの強さということで、今回の優出メンバーの通算V率を見てみましょう。これは優勝戦における勝負強さを数値化したものです。
トップは中澤和志。さすがにSGウイナーで27.9%はボート界でもトップクラスの数字。勝負強さでは群を抜いています。ただ、1号艇で人気を集める永田啓二は19.3%とやや見劣りように見えますが、7点勝率をマークしだした過去3年に絞ると40優出で10Vと25.0%。今年に限っては12優出4Vで33.3%と急激に上がっているのも見逃せません。
今度はイン以外でのVの割合を示したイン以外のV率を見てみましょう。これは波乱を起こして優勝した割合とも言えますが、1号艇の永田以外で40%を超えるのは中澤と齊藤仁。中澤は4コースでのV歴が9回と豊富なのも好材料。やはり、優勝戦1号艇のV率が88.9%もある永田を倒せるとすれば、二つのデータが結びつく中澤しか思い浮かびません。