大阪との激闘を制し9連勝のアルバルク東京、安藤周人が語る接戦を勝ち切れる強さの源「今年は結束力が全く違います」
千葉J、琉球、三遠と続く難敵との連戦「楽しみな組み合わせですし、早くやりたい」
今シーズンここまでわずか4敗と、負けないA東京の真髄を今日の試合ではあらためて示した。だが、ここからのA東京は31日に千葉ジェッツ、2️月3日と4日に琉球ゴールデンキングス、10日と11日には三遠ネオフェニックスと、リーグ上位との対戦が続くタフなスケジュールが待ち構える。 「正直、しんどい組み合わせだと思います(笑)」と安藤も語るが、同時にチームのさらなる成長をもたらす、歓迎すべき試練とポシティブにも捉え、次のように意気込んだ。 「今回の2試合でもそうですが、対策もかなりされているので、なかなかうまく行かないことは分かっています。その中で自分たちのやるべきことはまずはディフェンスで、相手に合わせるのではなく自分たちがいかに主導権を握れるのか。上位との対戦になるとリバウンド、ディフェンスの強度が上がります。それでも、自分たちのやるべきことを遂行すれば負けることはないと思っています。楽しみな組み合わせですし、早くやりたいと思います」 そして「去年のCSで千葉さん、レギュラーシーズンで琉球さんに敗れた時は、ともにフィジカルで負けていたイメージがあります」と振り返り、心身ともに相手のプレッシャーに負けないたくましさが必要になると強調する。 「上位との対戦になると、リバウンドにしろディフェンスにしろより強度が上がります。フィジカルな部分が増えるのは分かっていますが、それに対して自分たちがいかに引かないか。僕たちは身体が強いのでどれだけ押しても問題ないだろ、みたいな感じでくると思います。相手に勢いによく来られると引いてしまう部分があるので、そこはしっかり修正しないといけないと思います」 また、デイニアス・アドマイティスヘッドコーチも、ここからの難敵との連戦をこのように重要視している。「まずは、千葉J戦に集中しています。いろいろなスタイルのチームと対戦する中で、ここは一つの山場だと感じています。プレーオフの前、ここでチームがどういう方向性を見せて、どれくらい自分たちの力を見せられるのか、一つの楽しみと考えています」 2月11日の試合を終え約2週間の代表ブレークに入る時、A東京の立ち位置が変化しているのかどうか。それは今シーズンの覇権争いに大きな影響を与えるため、ここからの連戦は特に見逃せない。
鈴木栄一