自称「ただのアラフォーのオバサン」が安井友梨をみて奮起 砂時計ボディでコンテスト優勝
「自分と未来は変えられる」、ビキニフィットネスとフィットモデル(ドレスカテゴリー)で活躍する二刀流、安井友梨選手の座右の銘。この言葉に後押しされて「私も変わりたい」と、小川ひとみ(おがわ・ひとみ/39)さんはボディメイク競技をスタートさせたが、競技生活のはじまりは思い描いたような順風満帆なものではなかった。 【写真】小川ひとみさんのドレスで魅せる砂時計のボディライン
「ただのアラフォーのオバサンが安井さんのステージを見て一歩踏み出して、一番最初に出場した大会では見事撃沈」 小川さんの大会成績は最下位から始まった。ここで「私には向いていない」と諦める人のほうが多いのではないだろうか。しかし諦めずに競技を続けて4年目、マッスルゲート京都大会、ドリームモデル(ドレスカテゴリー)の年齢別と身長別で二冠を達成した。 一歩一歩努力する姿勢は競技を始めたころから変わっていない。 「いつもアウトラインはいいのに、課題は絞り(減量)だね」、と言われてきたが、今シーズン初めてローファット(脂質制限)からケトジェニック(糖質制限)にダイエット方法を替えたのが今のところうまくいっているそうだ。 また、地元は静岡県だが、ウエストの細さを追求するため、昨年12月から安井選手も通う愛知県のジムへ遠征してパーソナルトレーニングを受けている。 「とにかくまずは土台を整えるところが大事だと思い、ストレッチをしっかり行ってからトレーニングをするよう今シーズンは取り組みました」 小川さんは、毎年出場し続けてきたマッスルゲートに強い思い入れがある。
「マッスルゲートはほんとに私にとっても成長させてもらった大切な大会であり、それをまた他の方へつながってほしいという想いがあります。たくさんの方が、勇気をもって一歩踏み出して未来が変わりますように。私が安井さんを見て変われたように、私自身も誰かの背中を押せる存在にいつかなりたい」
取材:あまのともこ