パリオリンピックの男女バスケットボールの観客動員数がアトランタ大会超え、史上最多の107万8.319人を動員
アトランタ大会よりも40試合も少ない中での記録更新
パリオリンピックの5人制男女バスケットボールはアメリカの男女アベック優勝で幕を閉じた。そして『FIBA』はオリンピックでの観客動員数を発表。アトランタ大会の106万8,032人を上回る、史上最多の107万8.319人を動員したという。 特筆すべきは今大会がこれまでの記録となったアトランタ大会よりも40試合も試合数が少なかったこと。28年前のアトランタ大会では12チームが2つのグループに分かれて5試合をこなし、準々決勝と同時進行で順位決定戦も行われていた。しかし、今大会は12チームが3つのグループに分かれて予選ラウンドを戦い、8チームが準々決勝へ進出し、3位決定戦を除くと順位決定戦は行われなかった。 当時よりも40試合も少ない52試合で新記録を達成できた背景には、1試合の観客動員数の上昇がある。男子は平均2万1.711人、女子は平均1万9.763人を記録し、男女合わせた平均観客動員数は2万737人を記録。最初の36試合が行なわれたリールのピエール・モーロワ・スタジアムでは計87万6686人を動員(平均2万4.352人)し、収容人数の91.8%が埋まった。特に8月4日に行われたフランスvsオーストラリアの一戦で史上最多となる2万7.193の観客を集めたように、特に女子バスケの人気の向上が顕著で、ヨーロッパでこれまでに記録されたどの記録をも上回った。
バスケット・カウント編集部