教え子の女子生徒に“性的暴行”中学校元校長に懲役9年判決 東京地裁「犯行態様は執ようで悪質」と指摘
日テレNEWS NNN
勤務していた中学校で教え子の女子生徒に対し、性的暴行を加え、ケガをさせた罪などに問われている中学校の元校長の男の裁判で、東京地裁は9日、男に懲役9年の実刑判決を言い渡しました。 東京・練馬区立の中学校の元校長・北村比左嘉被告は、別の中学校に勤務していた2010年、教員としての立場を利用し、教え子の女子生徒に性的暴行を加え、ケガをさせた準強姦致傷の罪などに問われています。 東京地裁は9日の判決で、「北村被告は、被害者が苦悶の表情を浮かべるなどしても全く意に介することなく、長時間一方的に性的行為をしており、犯行態様は執ようで悪質だ」と指摘。そのうえで、「被害者は安全であるはずの中学校で、敬う存在である教師から被害を受け、誰にも言えない苦しみを抱えながら中学生としてのかけがえのない時間を過ごさざるを得なくなった。精神的被害は甚大というほかない」として、北村被告に懲役9年を言い渡しました。