小椋藍、チャンピオン獲得がかかった大一番でポールポジションを獲得!|Moto2タイ予選
MotoGP第18戦タイGPのMoto2クラス予選が行なわれ、小椋藍(MT Helmets - MSI)がポールポジションを獲得した。 【リザルト】MotoGP第18戦タイGP:Moto2クラス予選 ポイントリーダーの小椋にとって、決勝レースで5位以上を獲得すれば、自力でのチャンピオン獲得が決まるという今回のレース。フリー走行2でラップレコードを更新し、フリー走行総合タイムトップで予選に臨んだ。 小椋のチームメイトであるセルジオ・ガルシアや、佐々木歩夢(Yamaha VR46 Master Camp Team)、母国レースのソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)らがQ2進出を目指し、Q1を戦った。 前半はダリン・ビンダー(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)が1分35秒306でトップに立ち、チャントラは4番手、佐々木は8番手でセッション後半のアタックに臨んだ。 佐々木は残り3分を切ったところでガルシアを追いながらタイム更新。ガルシアがトップ、佐々木が2番手に浮上した。これに負けじと、1分35秒017を叩き出したのがチャントラ。これが怪我からの復帰戦だが、気合のトップタイムでそのままQ2進出を決めた。 最終的にチャントラ、ビンダー、ガルシアというQ1トップ3。佐々木は4番手で2戦連続のQ2進出となった。 Q2がスタートすると、小椋と65ポイント差でランキング2番手のアロン・カネット(Fantic Racing)が1分34秒841で暫定トップに。小椋は5台ほどのバイクを引き連れながらアタックし、4番手とした。しかし小椋は続くアタックで1分34秒728を叩き出し、タイムシートのトップに立った。 小椋は3周連続のアタックに向かうも、その後ろには佐々木がピタリとつけた。小椋はラップを完了することなくピットに戻ったが、佐々木はそのまま10番手タイムを記録した。 セッション残り5分を切り、各車が最後のアタックへ。小椋は多くのライダーにマークされている様子だった。小椋は、先頭の集団でラストアタックに入ろうとしていたが、その状態ではタイム更新は臨めないとみたか、アクセルを緩めコントロールラインを通過。実質ここで予選終了となった。 カネットはセクター3まで小椋を上回るペースを見せていたものの、最終コーナーでミスがありタイム更新ならず。他のライダーも小椋を上回るアタックを見せられなかった。 これで小椋が、チャンピオン獲得に向けた大一番をポールポジションからスタートすることになった。5位以上ならライバルの結果に関係なく、ライバルに先行されても51ポイント以上のリードを保つことができれば、今回で小椋がMoto2クラスのチャンピオン獲得となる。 2番手はカネット、3番手はディオゴ・モレイラ(Italtrans Racing Team)というフロントロウとなった。小椋と66ポイント差のフェルミン・アルデゲル(Beta Tools SpeedUp)は8番手、アルデゲルと同ポイントのガルシアは9番手となった。 佐々木は最終的に12番手。決勝では自己ベストグリッドからポイント獲得を目指す。