中日・井上監督、「これからもよろしくお願いします」 元オーナー・白井文吾さんのお別れの会で感謝「よく声をかけてもらった」
今年10月に老衰のため96歳で亡くなった中日新聞社顧問・名誉会長で中日ドラゴンズの元オーナー白井文吾さんのお別れの会が10日、名古屋市の中日ホールで開かれ、約1200人が参列した。井上一樹監督(53)も献花し、「ありがとうございました」と心中で感謝を告げた。侍ジャパン井端弘和監督(49)も訪れ手を合わせた。 献花台へ歩みを進めた井上監督が一礼する。心の中でつぶやいたのは「ありがとうございました。これからもよろしくお願いします」。感謝を伝え、天国から見守ってくれるよう願った。首脳陣、藤嶋新選手会長ら現役選手と会場を訪れた。 「長きにわたり尽力された方。私が若い頃から、白井さんは雰囲気のある、活動的な方だった。いろいろな方面で活躍されました。貫禄、オーラがありました」と井上監督。在りし日の白井さんを思い浮かべた。 白井さんの後押しで誕生した落合政権で、かつて2軍監督を務めた。優勝してうれしそうにしている白井さんの表情が印象的だった。「個人的には、よく声をかけてもらった方だった。『あんたは人前で堂々としゃべるね』と言われたこともあったね」と振り返る。 会場には元監督の落合博満さんも妻の信子さん、長男福嗣さんとともに訪れ、献花して手を合わせた。
中日スポーツ