予約制の新幹線の「特大荷物スペース」に、だれかが荷物を積んでいるのを発見!自分の荷物は一応置けているし、見過ごすしかないのでしょうか...?
一部の新幹線には「特大荷物スペースつき座席」や「特大荷物コーナーつき座席」が設けられています。しかし、この「特大荷物スペースつき座席」や「特大荷物コーナーつき座席」の利用ルールが守られていないという問題をSNSなどで見かけたことがある、あるいは現場に直面したことがあるという人もいるのではないでしょうか。 今回は、新幹線に特大荷物を持ち込む際の対処方法や「特大荷物スペースつき座席」および「特大荷物コーナーつき座席」の予約方法などを解説します。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
特大荷物とは
東海旅客鉄道株式会社によると、新幹線では、3辺の合計が250センチメートル(長さは2メートルまで)以内で重さが30キログラム以内の荷物を2個まで持ち込むことができます。 無料で持ち込むことができるのは、旅行かばんやスーツケース、スポーツ用品、楽器、おもちゃ、娯楽用品などであり、スポーツ大会などに使用する自転車やサーフボードなどは専用の袋に収納して持ち込めます。 東海道新幹線や山陽新幹線、九州新幹線、西九州新幹線においては、3辺の合計が160センチメートル超えの「特大荷物」を持ち込む場合「特大荷物スペースつき座席」または「特大荷物コーナーつき座席」の予約が必要です。
特大荷物スペースやコーナーつきの専用座席とは
「特大荷物スペース」は、普通車やグリーン車の車両最後部にあるスペースを活用しており、3辺合計250センチメートル以内の荷物を置くことができます。東海旅客鉄道株式会社によれば、普通車の場合、最後部のABCDE席の合計5席、グリーン車の場合は最後部のABCD席の合計4席が該当し、追加料金はありません。 普通車の場合は該当する5席に座る人が、グリーン車の場合は該当する4席に座る人が共用で使うため、譲り合いながら荷物を収納しましょう。 一方「特大荷物コーナーつき座席」とは、東海道新幹線と山陽新幹線の16両編成の「のぞみ」「ひかり」「こだま」に設定されているサービスで、対象座席を予約した人がデッキ部にある荷物置き場を使うことができます。 荷物サイズは、上段は3辺の長さがそれぞれ80センチメートル以内×60センチメートル以内×50センチメートル以内、下段は3辺の長さがそれぞれ80センチメートル以内×60センチメートル以内×40センチメートル以内です。 もし特大荷物コーナーの上段・下段に収まらないサイズの特大荷物を持ち込む場合には「特大荷物スペースつき座席」を利用しましょう。
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