BBSジャパン、EV向けアルミホイール「フォルテガ」開発 新素材で1割の軽量化
BBSジャパン(新田孝之社長、富山県高岡市)は、新素材を使用した電気自動車(EV)向けアルミホイール「フォルテガ」を開発したと発表した。ケイ素を多く含めた特殊な合金配合により、従来のアルミ鍛造ホイールと比べて強度を20%高めると同時に、10%の軽量化を実現。車両重量がかさみ、高トルクのEVに対応する。同社では今後の主力製品の一つに位置付けており、市販用だけではなく、EVメーカーへの採用も働きかけていく考えだ。 製品名はイタリア語で強いを意味する「フォルテ」と、合金の「レーガ」を組み合わせた造語。EVのほか、乗用車の中で比較的重いSUVもターゲットにしていく。市販品の発売時期や価格は、近く公表する見通しだ。