純烈リーダー・酒井一圭 4人の子どもに身をもって伝えてきた「絶対チャンスに恵まれる」秘訣とは?
――パパが仕事に向き合う姿を子どもたちにも見せてきて、よかったと思うことはどんなことですか? 純烈はグループなので、みんなで働く、みんなで物を作ることの大切さみたいなものは、幼いころから見てきてるから伝わってるんじゃないですかね。 あと、健康であるだけで大成功ということも。子どもたちから「成功するには、お金持ちになるにはどうしたらいい?」と聞かれたときも、この話をしたんですけど、芸能界って才能がある人、上手い人、イケメンはもう山ほどおる世界なので、そこで勝負しようとしても難しい。だから純烈は、そういう人らが油断したり、慢心したりするスキを突くしかなかったんです。つまり、ただひたすらに、愚直に一歩ずつ頑張って積み上げていくしかなかった。そうなると心身ともに健康であるってことは本当に大事なことで。 うちの子どもらは長女に限らずみんな健康なので、この先どんな道に進むにしても、とにかく毎日休まず、遅刻もせず、自分の仕事をさっさと済ませて、健康じゃない人の分も手伝ってあげるとか、人の悪口を言わず、信頼を裏切らずに積み重ねていけば、絶対にチャンスに恵まれる。それを10年続けられたら、ものすごく信頼されてものすごく出世できるよ、と。それは俺が身をもって実証してるから、子どもたちにも伝わってるんじゃないかなとは思います。 (取材・文/大道絵里子) ○酒井一圭(さかい・かずよし)/1975年、大阪府吹田市出身。「純烈」のリーダー兼プロデューサー。1985年にドラマ「逆転あばれはっちゃく」で子役デビュー。戦隊ヒーローや俳優、プロレスラーなどを経て、2007年にムード歌謡グル―プ「純烈」を結成。2018年から6年連続で紅白歌合戦出場を果たす。今年11月25日には「純烈 in 日本武道館『純烈魂』」を開催予定。
大道絵里子