純烈リーダー・酒井一圭 4人の子どもに身をもって伝えてきた「絶対チャンスに恵まれる」秘訣とは?
――ファンの方と交流も? お客さんが連れてくるお孫さんが次男と同い年で、子ども同士、知らん間に仲良くなってたこともありました。帰るときに次男を見たら、お孫さんと同じ服を着てるんですよ。プレゼントされてて。もらいっぱなしじゃ悪いから、家に帰って嫁さんに「お返しの服、買っといて」と頼んで、次はこっちから買って行く、みたいなこともありました。 ――お客さんというより親戚のおばちゃんみたいですね。 そうそう。今でもお客さんに「寅ちゃん(次男)元気?」とよく聞かれます。実は会場に来てるんだけど、顔馴染みのおばちゃんたちとすれ違っても気づかれない。「あの頃のかわいい寅ちゃん」のイメージと違って、だいぶ大人になってるから。そういう意味では、子役みたいですよね。純烈の振り付けに合わせて踊る動画も残ってるんだけど、今でも次男はギターを弾いたり、音楽とかステージみたいなことが好きですね。 ■1日付きっきりでダンスを教えてくれた娘 ――娘さんも純烈のダンスの振り入れを手伝ってくれるそうですね。 「ダンスをやりたい」というから小学生のころから習わせて、高校の部活でもダンスをやって……。子どもたちのなかで一番、健康で元気なのが上から二番目の長女なんです。今はアルバイトもやってて、バイトが終わったらそのまま夜行バスで名古屋に行って、日本ガイシホールでENHYPENのライブを見て、帰ってきたと思ったら池袋のコスプレのイベントに行って「いつ寝てんねん!」みたいな、そんな娘です(笑)。働いて稼いで、自分の応援したいものとか遊びに使うサイクルがもう出来上がってる。 そんなだから、明日までに振りを覚えんとあかんけど時間がないってときに、娘に「教えてくれない?」と動画を見せたら、「こんなのもできないの?」「はい、すみません」「……じゃ、いくら?」みたいな流れで教えてもらうようになって(笑)。夜、部屋のカーテンを開けて、窓ガラスに自分たちの姿を反射させながら練習したり、去年、歌番組でYOASOBIの「アイドル」を踊ることになったときは、スタジオを借りて一日つきっきりで付き合ってくれました。そういう意味では、家族総出で支えてもらってますね。