純烈リーダー・酒井一圭 4人の子どもに身をもって伝えてきた「絶対チャンスに恵まれる」秘訣とは?
――パパみたいに芸能界で活躍したい、とかはないんですか。 ないです。でも、それはちょっと成功したかな、と。まあ「普通」って俺もよう分からんけど、極めて人に迷惑をかけない感じには育っているので、それは奥さんに感謝ですね。奥さんの家系はみんな気性が穏やか。奥さんベースの環境で生まれ育ってる影響もあると思うので。 ■20歳の長男を今もハンドパワーで寝かせつけ ――子育てにおける酒井さんの役割は? どっちかというと口うるさいのは僕です。奥さんが優しいから「片付けろ」と言っても、子どもらはのろのろ片付けない。でも、「パパが純烈のコンサートツアーから帰ってくるぞ」「最終の新幹線で夜の11時にはうちに帰ってくるらしいぞ」となると、みんなで10時ぐらいからめっちゃ掃除し始めるそうです(笑)。 掃除と言えば、うちは小遣い制で、そのなかには「お手伝い」という項目も入れてるんですよ。最初は靴並べから。「同じものはペアにして、靴の先は向こうに揃えて並べるんやで」と教えて、小学校に入ったら風呂洗いとかお皿を洗うとか、ふとんを片付けたり、掃除機、洗濯物とだんだんレベルアップして。さすがにハタチの長男はもう卒業してますけど、みんなで役割分担してやってますね。 子どもがもっと小さいころは、夜泣きしたら車でドライブに連れて行ったり、寝かせつけも僕の担当でした。一緒に横に寝て、背中を撫でながら寝かせつけるんだけど、安心するんでしょうね、子どものほうから「もう寝るからちょっと撫でて」と言いに来るんですよ。俺も子どもの頃はそうしてもらってた。眠れないと親父のところに行って抱きついたら、背中をトントンして撫でてくれて、あっという間に寝てたので、同じことをやってる感じです。 そういう記憶って残るのか、長男は今でも俺が撫でたらすぐ寝ます(笑)。寝つきが悪いと「ハンドパワーつこたろか」って。もう1分かからない。 ■純烈のファンは「親戚」みたい ――純烈がスーパー銭湯を中心に活動していたころは、お子さんを一緒に連れていくことも多かったそうですね。 当時は「誰か行くやついる~?」みたいな感じで「いく!」と手を挙げた子を連れて行ってました。だから上の3人はちょこちょこ来てて、一番よく連れて行ったのが3番目の次男。施設のおばちゃんとかファンの皆さんに、すごくかわいがっていただきました。