「こういう姿もオリンピックの1ページ」前回女王・阿部詩の衝撃一本負け→"泣き叫ぶ姿"に石原良純氏が私見「今回一番印象に残るシーンかも」【パリ五輪】
前回女王の悲痛な大号泣の反響が止まない。 現地7月28日、パリ五輪の柔道女子52キロ級で、東京五輪の金メダリストである阿部詩が2回戦で世界ランキング1位のディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)と対戦し、3分4秒に谷落としでまさかの一本負け。連覇を狙った女王が「メダルなし」に終わった。 【画像】パリ五輪で輝いた「日本人メダリスト」を厳選ショットで一挙紹介! 兄の一二三とのきょうだい連覇を目指していたが、衝撃の敗退を喫し、頭を抱えて畳に突っ伏した。現実を受け入れ切れず涙を流して畳を下りると、コーチの胸にしがみつき、「うわああああ」と会場に響き渡るほどの大きく悲痛な声で泣き崩れた。女王の姿に会場からは「ウタ、ウタ」のコールと温かい拍手が響いた。 テレビ朝日のワイドショー・報道番組の「羽鳥慎一モーニングショー」は29日、金メダルが期待された阿部の敗北を伝えると、月曜コメンテーターで俳優の石原良純は「僕らでさえ悔しかった」と明かし、彼女の努力と涙の意味について持論を展開している。 同氏は阿部が試合後、泣き叫んだ姿について「これを見せない方がいいってSNSで出ている」と触れたうえで、「これを含めてこれが(阿部の)努力、3年間の戦い」と私見を述べ、「ときに勝負だから残酷なところもあるけど、僕はこういう姿もオリンピックの1ページだなあ」と悲劇的シーンではなく、むしろ日本のオリンピック史に刻まれた場面だと指摘した。 続けて同氏は「オリンピックはまだ始まったばかりだけど、もしかしたらこのシーンが、今回のオリンピックで一番印象に残るシーンなのかもしれない」と早くも今大会の名シーンに挙げ、「まだまだこれからの勝負に、阿部さんもアスリートのみなさんの戦いにも期待したい」とエールを送った。 構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】
- 泣き崩れる阿部詩への異例の“ウタコール”…五輪公式も注目!「最も大きな歓声」「ファンの心を掴んだ」【パリ五輪】
- 「妹が負けてしまった…苦しい一日だった。兄としてやるしかないという想い」阿部一二三、 妹・詩の敗戦に胸の内を明かす… 苦しさ乗り越え連覇!【パリ五輪】
- 「涙が止まらん」前回女王・阿部詩が衝撃の一本負け→会場に響き渡る”悲痛な大号泣”に会場は異例の「ウタコール」【パリ五輪】
- 「レジェンドがあんな姿になるなんて…」阿部詩の衝撃一本負け→会場に響き渡る大号泣に地元記者も悲痛「スポーツは美しいが、ときに残酷だ」【パリ五輪】
- 「今大会最大の番狂わせだ!」柔道・阿部詩がまさかの一本負け「泣き叫ぶ姿に、心が張り裂けそうだ」「“無敵”が敗退」海外ファンも衝撃【パリ五輪】