静岡勢は浜松修学舎、富士見ともに初戦突破 春の高校バレー
ジャパネット杯「春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会が5日、東京体育館(東京都渋谷区)で開幕し1回戦が行われた。静岡県代表は、男子の浜松修学舎、女子の富士見ともに、フルセットの接戦を制して2回戦に進出した。浜松修学舎は瀬戸内(広島)と対戦、1-1で迎えた第3セットを押し切った。富士見は健大高崎(群馬)に第1セットを奪われたが、逆転に成功した。 【写真】フルセットの末に勝利して喜ぶ富士見の選手ら 男子の浜松修学舎は、左右のクロスや時間差を織り交ぜた多彩なコンビバレーが機能し、接戦を勝ち切った。第1セットは一進一退の攻防の中、扇谷逞が流れを変えて制した。第2セットはサーブが乱れて失ったものの、「ブロックの飛ぶ位置を確認した」(森貴明監督)という第3セットは攻守が安定し奪い返した。主将の扇谷暉は「要所でクイックやフェイントが効いた」と振り返り、2回戦進出に「前回はベスト8で終わってしまっているので、今回は壁を破りたい」と意気込んだ。(昌林龍一) 女子の富士見の選手が「緊張した」という第1セット。先制された富士見は、中盤で一時逆転に成功する。しかし、点差を広げらないうちに再び逆転を許し、リードを守った健大高崎が第1セットを奪われた。 富士見は続く第2セットも先制点を許すが、序盤で逆転に成功すると一進一退ながら徐々にリードを拡大。後半は勢いもつき9点の差をつけこのセットをものにした。 第3セットも序盤は1点を争うような展開となったが、中盤からは奪ったリードを広げ、フルセットの末に大接戦を制した。(青山博美)