片山義章選手(No.6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI)「ロベルトならやってくると信じてた」 | SUPER GT 2024 第3戦 鈴鹿【SUPERGT あの瞬間】
── となると、レースで来日するたびにガイドを兼ねて一緒に出かけたりしているのでしょうか?
片山:そうですね。毎回レースに行くときには、いろんなところに行ってます。遠くスペインから来ているので、サーキットのある現地の美味しいご飯とか一緒に食べに行ったり、観光スポットみたいなところに連れて行ったりしてますね。
── チームではどんな感じですか?
片山:すごくムードメーカーです。ただ、(レースに対して)厳しいところはやっぱり厳しいので、やはりプロだなって感じます。F1(2015年、マノー・マルシャにて参戦)の世界でやってきたこともあるぶん、チームのリーダーみたいなところもあるし。チームのなかでは、“愛されキャラ”みたいな感じですかね。
── 片山選手としては、そのムンタン選手からどういうところを吸収しよう、勉強しようと思っていますか?
片山:ロベルト選手はリーダーシップもありますし、すごく“レースIQ”が高い。僕は(レースを)20歳からと始めたのが遅いのですが、ロベルト選手はいろんなレースをしてきたこともあり、いろんな引き出しがあるんです。ドライビングだけじゃなく、セッティング、タイヤの選択、作戦だったり……ほんとレースIQが高くて。そこがすごく勉強になっています。ドライビングに関しても、やっぱりF2とかF1もそうですけど、タイヤマネージメントを必要とするWEC(世界耐久選手権)にも出てますし、とにかくレース(経験)が多いので、状況に見合った走り方がやっぱりうまいと思いますね。
── これから少しインターバルはありますが、次は今シーズン2回目の富士となります。サクセスウェイトが24kgになるなか、どのような戦いがしたいですか?
片山:去年はシーズンランキングが9位でしたが、今年は5位以内に必ず入りたいと思ってます。シリーズとしても、やっぱり重量が重くなってもなんとかついていって……。最終戦で(サクセス)ウェイトとか軽くなったときに優勝できるような下地作りというか、重くなってもしっかりポイントを獲る戦いを続け、好調をキープしたままシリーズを走り抜けたいなと思ってます。