片山義章選手(No.6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI)「ロベルトならやってくると信じてた」 | SUPER GT 2024 第3戦 鈴鹿【SUPERGT あの瞬間】
── ムンタン選手は、チェッカーまで30分程の時点で、前を走る31号車と僅差のバトルを展開して70周目にヘアピンで逆転。これで3番手に上がりました。そのときのチームはどんな感じでしたか? 見守ってる片山選手も緊張していたのではないですか?
片山:あの時点でタイム差を見ていたら、2位までいけるんじゃないかっていうぐらいのタイムで走ってたので、すごい盛り上がってました。ただ、他のチームもやっぱり直線が速かったり、すごく上手なドライバーだったので、ギリギリ2位には届かなかったんですけど、すごく盛り上がりましたね。僕も、“頼む! 抜いてくれ!” みたいな感じで……。もしかしたら抜けないのかなと、ずっとヒヤヒヤしていました。ただ、もう表彰台はいけると思っていたし、僕はロベルトならやってくれると信じて見ていました。
── ところで、ムンタン選手をSUPER GTに誘ったのは片山選手自身だったとそうですが、どういう経緯だったのですか?
片山:3年前のオフシーズン、僕がオーストラリアのフォーミュラ(S5000:タスマンシリーズ)へ走りに行ったとき、チームメイトだったんです。そこからの仲ですね。一緒にご飯とか行ったら、めちゃくちゃいい人で。それにすごく速かったので、(SUPER GTを一緒に)やりたいなとずっと思ってました。 ── ムンタン選手自身、SUPER GTへの関心は?
片山:SUPER GT自体にすごく興味を持ってましたし、知る機会も あったみたいです。やっぱりいろんな海外の選手も(SUPER GTに)来ている関係上、すごく興味はあったようです。さらに、日本という国がとても大好きで。ご飯が美味しいし綺麗だし、自然はいっぱいあるしっていうことで、“日本大好き! 行きたい!”っていう感じでした。レースだけでなく、日本自体にそういう魅力を感じて、(SUPER GT参戦の)OKを出してくれました。