池上彰が「南海トラフ地震」を徹底解説 巨大地震の種類や発生確率にも迫る『ニュースそうだったのか!!SP』
9月7日(土)放送の『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日系 午後7時54分~9時54分)は、「南海トラフ地震について知る 2HSP」を送る。 【写真】カズレーザー、タイムマシーン3号 今回は、先月発生した宮崎県日向灘を震源とする地震の際に、臨時情報が出されたことで関心が高まっている「南海トラフ地震」を大特集。「南海トラフ地震とはどのような地震なのか?」「発生確率や被害規模はどれくらいなのか?」「そもそも日本はなぜ地震が多い?」など、地震に関する気になる疑問を、防災月間である9月の今、基礎から最新情報まで交えて池上彰が徹底解説していく。ゲストは、磯野貴理子、ケンドーコバヤシ、タイムマシーン3号、カズレーザー(メイプル超合金)、山之内すず。 日本では震度1以上の地震が年間約2000回も発生しており、世界で起きるマグニチュード6以上の地震の1~2割は日本周辺で発生していることから、地震大国と呼ばれている。そんな中、今最も心配されているのが南海トラフ地震だが、そもそも「トラフ」とは何なのか。日本には4つのプレートの境目があることから、トラフや海溝が多く、地震が多いが、一体どういうメカニズムで地震が発生するのか、池上が詳しく解説する。 また南海トラフでは、今後30年以内にマグニチュード8~9クラスの巨大地震が発生する確率が70~80%と言われている一方、専門家の中ではこの確率が高すぎるという意見も出ているそう。その背景には、南海トラフ地震だけ確率の計算方法が違うことが原因なのだが、一体なぜなのか。そこにはある意外な理由が隠されていた。 そして、先月に起きた宮城県沖の日向灘地震の際に、南海トラフ地震の臨時情報が初めて発表され、大きな話題に。この臨時情報は、東日本大震災を予想できなかったことなどをきっかけに2019年から国が運用を開始したが、どのような基準で発表されるのか。また、臨時情報は1週間で解除されたが、なぜ「1週間」と限定されているのか。意外と知らない臨時情報について紹介する。臨時情報が出された場合は、普段より巨大地震が起きやすい状態ともいえるが、一体どれくらい地震の発生確率が上がるのか。驚きの事実にスタジオは騒然となる。 南海トラフ地震で最も気になるのが、実際に起きたらどうなるのか?ということ。どの範囲の地域で、どれくらいの揺れが想定されているのか? もし想定される最大規模の地震が起きた場合、地震の大きさを示すマグニチュードは、東日本大震災以上になるそう。 また、南海トラフ地震の発生にともない、北は茨城県から南は沖縄県までを津波が襲うと想定されているが、その津波の大きさや到達時間、浸水地域、南海トラフ地震の被害規模など、現在出されている予測を詳しく解説する。 他にも、南海トラフ地震に向けて現在行われている対策の取り組みや、南海トラフ地震の他に国が想定している巨大地震の種類やその発生確率などにも迫る。その中でも、南海トラフ地震とともに「そろそろくるのでは」と言われているのが「首都直下地震」。その震源地や、地震規模、被害予想のほか、首都直下地震が起きた際に一番気を付けるべきことを紹介する。
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