飼育員さんの気配を察知…!動物園のパンダの「特殊能力」が愛おしすぎる!
トレーニングもやる気です
連載72回目(https://gendai.media/articles/-/94079)では、この頃の健診内容などをお伝えしました。この頃、早起きだったタンタンは、いつも通り薬入りのサトウキビジュースからニンジンそして竹と、朝のルーティンをこなしていました。 ただ、ちょっと眠そうにも見えます。「最近は昼間に寝ている事が多く、夜から動き出す夜型の行動になって来ています。なので、ちょっと眠そうな感じに見えるのだと思います」と、梅元さん。「外気温の変化も出てきたので、季節的なものもあると思いますよ」と、教えてくれました。 以前、観覧中止になったときは、トレーニングルームに入るのを嫌がることもあったというタンタン。今回はキチンと健診を受けられているのでしょうか。「最近は嫌がる事もなく入って来てくれます。ツイートを見ていただければわかると思いますが、やる気もありますよ」(梅元さん)。タンタンが動き出したタイミングで、ハズバンダリートレーニングや健診を行います。 獣医さんたちも心得たもので、やる気が出ているお嬢様をお待たせしないようにと、呼んだら5分程度で駆けつけてくれるそうですよ。
ジュースおかわり!
タンタンに負担をかけないよう、トレーニングのメニューも通常の半分程度。「専門家の助言を踏まえ、その都度、飼育担当と獣医が相談して、いま必要と思う検査を行うようにしています。現在は時間を気にせず、タンタンのタイミングで検査ができていますよ」(梅元さん)。 飲んでいる薬の量や種類にも、特に変化はなし。薬入りのサトウキビジュースに関しては、おかわりを要求するくらいですから、以前のように、お薬を飲まないなんて心配もありませんでした。 この頃のお気に入りの竹は、メダケ(女竹)。寝台でゴロゴロと過ごした後は、寝室の扉前へ移動してご飯待ちをしていたようです。 ネマガリタケ(根曲竹)の新タケノコを、寝ながら食べている様子がツイートされていたため、また、寝台までのフードデリバリー“タンタンイーツ”の出動かと思いましたが……。「おなかがすいたら自分で戻って来てくれるので、こちらから持って行く事はほとんどありません」と、梅元さん。“タンタンイーツ”が出動しなくても、しっかりと食べていました。