サラーが涙した”脇固め事件”をクロップが回顧…S・ラモスへ苦言「本当に良い人なのか?」「あれは残酷だ…理解できない」
リヴァプール前監督のユルゲン・クロップ氏が、2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝を回想したようだ。 クロップは何位?21世紀のプレミアリーグ最高の指揮官ランキング 現在57歳のクロップ氏は、9年間率いたリヴァプールの指揮官を昨シーズン限りで退任。プレミアリーグ優勝やCL制覇に導いた後、今月10月にレッドブルのグローバルサッカー部門の責任者に就任したことが発表されている。 クロップ氏の今後の仕事ぶりについて注目が集まる中、元ドイツ代表MFトニ・クロース氏のポッドキャスト『Einfach mal Luppen』に出演。話題は両者が敵チームとしてピッチに立った2017-18シーズンのCL決勝レアル・マドリーvsリヴァプール(3-1)のことに。 同試合では開始30分ほどでアクシデントが発生していた。加入1年目で得点を量産していたリヴァプールFWモハメド・サラーに対し、レアル・マドリーDFセルヒオ・ラモスが腕を抱え込むようにして転倒。サラーは涙を流しながらの負傷交代となった。 当時大きな話題となっていた”脇固め”事件について触れたクロップ氏は「セルヒオ・ラモスは本当に良い人なのか? あの行動は残酷だった…」と不満を口に。 「もちろん、サラーの肩に負担がかかっていることを本人が知っているはずはないのだが、彼が喜んで(あのファウル)受け入れていたことは誰もが知っている。私にはあのメンタリティが理解できなかった」。そう語ったクロップ氏は、ラモスに対して苦言を呈した。 「私のチームにはそういう選手はいなかった。もしそんな選手がいたら、私は必ず彼らがクラブを去るようにしていた。私はいつも、自分のセンターバックはあのような行為に巻き込まれないだけの実力があると思っていたよ」 クロース氏はそれらに対して「ラモスはとても良いチームメイトだ」と返答したものの、クロップ氏は「信じられないね。彼は私の好きな選手にはなれないだろうけど、まあなんでもいいか」と反応している。