【箱根駅伝】東京国際大が総合8位で3年ぶりシード獲得 アンカー大村「みんなの走りのおかげ」
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ) 東京国際大は10時間54分55秒の総合8位でゴールし、2022年以来3年ぶりのシード権を獲得した。 10区を走った大村良紀(3年)は「自分の前の選手たちが最高の走りをしてくれていいところで渡してもらえたので、みんなの走りのおかげで8位という最後の、あの順位があったのかなと思います」と喜びを爆発させた。 シード圏内の10位と21秒差の11位で9区・菅野裕二郎(3年)からタスキを受けスタート。2・3キロ付近で10位の順大・古川達也(2年)に追いついた。そのまま快走を続けると、6キロ付近で8位の帝京大に追いつき、東洋大、順大と並走。「スパートがあんまり得意じゃないので、最後の直線1キロ入ってからできるだけ早い段階で前に出て順位を決めるっていうことはずっと考えてました」と語った通り、残り約1キロ付近でスパートをかけて抜け出すと、11位の順大に10秒差の総合8位でゴール。4チームによるデッドヒートを制した。 チームに3年ぶりのシード権をもたらした大村は「ゴールした後自分が倒れても熱が出てもいいから、ほんとに最後まで出し切って絶対にシードを勝ち取るっていう気持ちでした」と笑顔で振り返った。
報知新聞社