中京大中京が専大松戸降す 春通算勝利数歴代1位 選抜高校野球
第93回選抜高校野球大会は第6日の25日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で1回戦の最後の1試合が行われ、2年連続32回目出場の中京大中京(愛知)がセンバツ初出場の専大松戸(千葉)を2-0で破り、第8日(27日)の2回戦に進んだ。中京大中京のセンバツ勝利は第82回大会(2010年)以来で、春通算勝利数を56に伸ばし、東邦(愛知)と並ぶ歴代1位となった。2回戦は常総学院(茨城)と対戦する。 【中京大中京vs専大松戸の試合を写真特集で】 中京大中京が接戦を制した。七回に死球と犠打などで2死二塁とし、途中出場の7番・櫛田が左翼へランニング本塁打を放って2点を先取。先発したエースの畔柳は直球に威力があり、被安打6の12奪三振、131球で完封した。専大松戸は先発・深沢が被安打3と好投したものの、打線にあと一本が出なかった。 ◇中京大中京・高橋源一郎監督 粘り強く勝利できた。両(チームの)投手のできが本当に良くて、チャンスは多くなかった。うちにツキがあったのかなと思う。畔柳は力みはあったが、集中力を切らさず投げきってくれた。 ◇中京大中京・畔柳亨丞投手 初めての甲子園ということもあって、力みがあった。三回以降は自分のボールを投げられた。足を上げて投げるとフォームが乱れたので、クイック(投球)に修正した。(中学時代に投げあった市和歌山・小園投手が完封し)自分も負けられないなと思っていた。 ◇専大松戸・持丸修一監督 速球を狙ったが、相手の畔柳投手は速球を打たれても動揺せず、大事なところで変化球も駆使する一流の投手だった。(ランニング本塁打になったが、守備は)あのくらい積極的でいい。一瞬のプレーなので責められない。 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、大会期間中、全31試合を中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2021)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。