松山英樹、「僕が目標にすることを、誰にも言いたくない」 ツアー新記録35アンダー優勝も平常心を強調【ゴルフ】
【ホノルル(米ハワイ州)テッド・ムース】前週の米男子ゴルフ開幕戦「ザ・セントリー」でツアー新記録となる通算35アンダーをマークし、通算11勝目を挙げた松山英樹(32)=レクサス=が7日、ソニー・オープン・イン・ハワイ(9~12日)を前に、会場となる当地のワイアラエCC(7044ヤード、パー70)で練習後、取材に応じた。 午前10時30分にコース入りした松山は、久常涼、アマチュアの松山茉生と3人でアウトをプレー。身ぶり手ぶりを交えてアドバイスするなど、和やかな雰囲気でコースをチェックした。 このコースは1983年に青木功がハワイアンオープンで優勝し、日本人男子として初めて米ツアーを制した地。松山も以前は苦手としていたが、2022年大会で勝った。毎年多くの日本人ギャラリーでにぎわう。 慌ただしくマウイ島から移動してきた松山は「体調は変わらない。ショットも変わりがない」と、好調を続けているよう。前週は新兵器のセンターシャフト型のパターが威力を発揮したが、グリーンの性質が変わる今週は「(使うかどうかは)分からない」という。 世界ランキングは一気に5位まで上がり、1位のスコッティ・シェフラー(米国)の背中が少しずつ見えてきた。だが、周囲の期待の声に対し、「僕が目標にすることを、誰にも言いたくない。自分の中の目標なので、わざわざ公言することもない」とピシャリ。初の2週連続優勝についても、「別に何とも思わない。いつも通りです」と語った。 大会には日本勢8人が参戦する。(写真はAP)
中日スポーツ