宮崎・門川「いけとも農園」、豪雨災害で支援募る ハウス再建等の費用に
10月22日に宮崎県を襲った短時間大雨災害で被災した門川町のトマト農家が現在、クラウドファンディング(CF)で支援を呼びかけている。(日向経済新聞) 【写真】返礼品として送付される予定のトマト1ケース(4パック) 支援を募るのは門川町のトマト農家「いけとも農園」の池田知聡さん。大型トレーラーの運転手から妻のたっての希望で農家に転身し、12年目を迎える。10月22日、宮崎県で短時間に猛烈な雨が降り、同町の隣の延岡市では22時までの1時間に約120ミリもの雨を記録。各地で土砂崩れや道路の冠水や床上浸水が起こり、農業、水産業などにも大きな被害があった。 池田さんの農園はトマト40トンが駄目になり、軽トラックが水没し、ハウスを温める機械のタービンが故障したほか、袋詰めの機械も壊れ、来年夏までの売り上げで算出すると約1,000万円の損失になるという。 池田さんは「以前にも水害に遭ったことがあるが、今回は全く違う。土砂で土が流され、根がむき出しになり、雨がやんだ後も水が引かず、苗がしおれて枯れてしまった」と話す。「土壌も改良したばかりだったので本当に気力が失われた。けれどトマトが頑張っているのだから、人間も頑張らないと、と思い、再建に向けて動いている。苗代や軽トラ代などに充てるため、支援をお願いできれば」と呼びかける。 CFは11月20日から100万円を目標に行っており、11月25日現在、36万3,000円を集めた。2025年1月20日まで。
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