ダイエットを成功に導く活用法も紹介!意外と知らない「体組成計選び」のポイント
そろそろ本格的にダイエットを…と思う方も多い時期。ダイエットに欠かせないのが、身体の変化を数値で知ることのできる体組成計です。けれど、体組成計と一口に言っても機能や価格帯は幅広く、自分に合った一台を選ぶのには迷うもの。そこで今回は、体組成計の選び方や活用法について、体組成計を販売するオムロン ヘルスケア株式会社のマーケティングご担当者にお話を伺いました。 ◇ ◇ ◇
実測値じゃない!?意外と知らない「体組成計の仕組み」
ーーそもそも、体組成計では何が測れるのでしょうか? 体組成計は、筋肉や体脂肪、内臓脂肪、骨などの身体を構成している項目の値を測ることができます。計測方法をお伝えすると驚く方も多いのですが、体組成は基本的に推定して表示している数値です。 体組成計は、”脂肪は電気を通しにくく、筋肉や血管など水分の多い組織は電気を通しやすい”という性質を利用して、体に微弱な電流を流し、「抵抗値」と呼ばれる数値を計測します。体に流す電流は非常に微弱ですので、ビリビリと刺激を感じるようなこともなく、体にも安全です。 弊社をはじめ、体組成計メーカーは数多く集められた詳細な身体の基礎データを元に推定式を作っています。抵抗値、身長、体重、年齢、性別の5項目と推定式を用いて、測定した人の体脂肪率や骨格筋量、基礎代謝などの体組成の数値を算出しているんです。 お客様から「他メーカーの体組成計で測ったら体脂肪率が違った」といったお声もいただくのですが、違う数値が出てしまうのはメーカーによって元になる推定式が違うからです。どちらが正解ということはなく大切なのは経過を見ることなので、その差はあまり気にせずお使いの機器で継続的に測っていただくのがいいかなと思います。
価格の差は「アプリ連携機能の有無」にあった!
ーーさまざまな機能や価格帯の体組成計が販売されていますが、自分に合った体組成計を選ぶポイントを教えてください。 価格帯はスマートフォンのアプリ連携機能があるかないかで大きく変わってきます。なので、まずは体組成をアプリで管理したいかどうかを考えるのが最初のポイントになるかと思います。 アプリ連携機能は、計測した数値が自動でアプリに転送され、体組成の変化をグラフで継続的に記録できるのがメリット。グラフ化することで、ただ数値だけを見るよりも変化を実感しやすくなります。年間での変化もわかるので、夏バテや冬に増えやすいなどの季節に応じた自分の傾向や変動が把握でき、数値に変化があった時に許容範囲かどうか、柔軟に判断できる良さもあります。アプリ連携機能付きだと、大体5000円から1万円くらいからの価格でしょうか。 そもそも記録する必要がない、記録するにしても手入力で数値を実感したい方などは、概ね5000円以下で購入できるアプリ連携のない商品を選んでいただけたら良いかと思います。