【衆院選】阿部俊子大臣、比例九州から出馬 自民2次公認 岡山に拠点残す意向
11日に自民党が発表した衆院選の2次公認で、岡山3区を拠点に活動してきた阿部俊子文部科学相(65)=衆院比例中国=が比例九州ブロックから出馬することが決まった。阿部氏は岡山に拠点を残す意向を表明。後援会や党岡山県連幹部からは新天地での勝利を願いつつ、支援を継続するとの声が聞かれた。 比例中国は「1票の格差」を是正する公選法改正で定数が1減の10となる一方、現有議席6の自民は前職4人、新人3人の公認を決定。阿部氏は山陽新聞社の取材に「岡山で政治家として育てていただいた。自宅も事務所も応援してくれる人もおり、今後も拠点を置き続けたい」と述べた。 小泉立志後援会長は「生活に密着した課題に寄り添う議員。地元にい続けてほしかったが国会議員でいてもらうことが最優先で、岡山からもできる限り支援したい」と語り、自民県連の小野泰弘幹事長は「党本部がさまざまな情勢を鑑みて下した判断だろう。迫る総選挙を勝ち抜き、大臣として能力を存分に発揮してもらいたい」と話した。 阿部氏は宮城県出身で、看護師として日本看護協会の副会長などを歴任。2005年の郵政選挙で自民党本部の要請を受けて岡山3区から出馬し、比例復活で初当選した。6期目。