ランサムウェア感染で市民約14万8千人の個人情報が流出 業務を託した京都市の会社に対し市は損害賠償請求を行う予定 住所や氏名、税額、所得などのデータが流出するも現時点で悪用の報告はなし 愛知・豊田市
愛知県豊田市が業務を委託している会社から市民の個人情報が流出した問題で、流出したのはおよそ14万8千人分だったことが分かりました。市は委託業者に損害賠償請求する予定です。 先月、豊田市が印刷業務を委託する京都市の「イセトー」のサーバーがランサムウェアに感染し、個人情報を含むデータが漏えいしたことが判明しました。 市は当初、最大で延べ42万人分が漏えいしたとしていましたが、精査した結果、およそ14万8千人分で、これは人口のおよそ3分の1に当たります。 データは市・県民税の納税通知書や新型コロナワクチン接種券などで市民の住所や氏名、税額、所得などが含まれていました。 マイナンバーや電話番号は含まれておらず、今のところ個人情報が悪用された報告はないということです。 市は、対象の市民に通知書を送り、コールセンターで相談を受け付けています。 【豊田市の情報漏洩に関するコールセンター:0565-41-3333】 また、イセトーに対し、対応にかかった費用の損害賠償請求を行う予定です。