<ヘッドフォン祭>nwm、「ボイスフォーカスイヤホン」最終版/Cearの3Dオーディオスピーカーやナカミチの完全ワイヤレスイヤホン
ヘッドホン/イヤホン関連ブランドが多数集うイベント「冬のヘッドフォン祭り mini」が開幕。本稿ではnwmとGREEN FUNDINGのブース模様をお届けする。 【画像】近日クラファン予定の有線/完全ワイヤレス両用イヤホン「Elite TWS 700 ANC」 ■nwm NTTソノリティが展開するオーディオブランド「nwm」は、近日中にクラウドファンディングを開始する「ボイスフォーカスイヤホン(仮)」を展示。プロジェクトの開始時期は確定ではないものの、今月末から3月くらいの実施を予定しているという。 ボイスフォーカスイヤホンは、NTTの特許技術「インテリジェントマイク技術」を用い、“自分の声だけを相手に届ける” というのが特徴。ちょうど1年前となる冬のヘッドフォン祭 miniにも展示されていたが、今回のものは最終版となっており、ソフトウェアやマイクの距離間調整などを行ったという。 また撮影禁止ではあったが、同ブランドのイヤホンと同じくPSZ技術を搭載した「ロータススピーカー(仮)」を参考出品。スポンジに覆われた円形のパーツに、持ち手がついているようなものとなっている。このまま製品化するというよりは、技術を体験するためのデモのようなかたちだ。 PSZ技術は 「オープンなのに耳元だけに音を閉じ込める」ということがアピールされているが、一方で音が届く範囲が狭かったという。展示されていたものは、音が聞こえるゾーンを10 - 15cmに “拡大” したものだ。 担当者によると、この技術の開発を進めることで、ヘッドホンや車載用途にも展開していきたいとのこと。なお、今年のCESで披露された、ブランド初のヘッドホン「MBH001」は展示されていなかった。 ■GREEN FUNDING GREEN FUNDINGは、現在クラウドファンディングを実施中のスピーカー「Cear pavé(シーイヤーパヴェ)」を展示。1台で3Dオーディオをワイヤレスで楽しめるという製品だ。すでに総額1億円を超える支援が集まっており、支援受付は今月末までとなっている。 また同ブースでは、4月にプロジェクト開始予定となる、ナカミチブランドの完全ワイヤレスイヤホン「Elite TWS 700 ANC」も試聴できるようになっていた。こちらはMMCXケーブルによって有線イヤホンとしても使用することが可能。Qualcomm QCC3071チップを搭載し、LE Audioもサポートしている。
編集部:平山洸太
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