バスが障害者の作業所製品宣伝 横浜市緑区「障害理解促す」
横浜市営バスの車体に障害者の作業所製品がお目見えした。緑区は2021年、区内の障害福祉事業所や作業所製品を紹介する冊子「ミドリビト」を制作。ホームページからダウンロードできるようにしたが、日ごろ、障害者と接点を持たない人の目にも留まるようにとラッピングバスを走らせることにした。 車内広告と違い、乗車しない人にもアピールできることから、広告効果は大きいと判断した。同区高齢・障害支援課は「ミドリビトを目にした人が障害者について理解を深めたり、作業所の製品を買ったりすることにつながれば」とその狙いを語る。 ラッピングされたのは2台の市営バス。1台の1日の走行距離は150~200キロメートルとあって、人目に触れる機会は多い。区内の作業所で作られた革製品や収納カゴ、パンの写真が降車口に彩られた。2日から運行を始めており、31日まで市内を走る予定という。