日本維新の会共同代表に前原誠司氏!党内の本音は?【新体制始動】
前原氏の共同代表就任 党内の空気やいかに?
教育無償化を実現する会が維新へ合流したのはわずか3か月前のことです。いわゆる「外様」である前原氏の共同代表就任に際して党内ではどのような議論があったのでしょうか。 藤田氏によると、前原氏自身は非常にざっくばらんで親しみやすい人柄とのこと。合流以前から新役員含め維新の若手とは良い交流が続いており、共同代表就任についても滑り出しは比較的順調に進むのではないかとの見方を示しました。 また、藤田氏は社歴が短くとも経験豊富な人材がトップに立つことは民間企業ならば珍しいことではないとし、「(外様であることが)マイナスになるかどうかはやってみないとわからない」とコメントしました。 12月3日には就任後初の代表質問に臨んだ前原氏。その様子について藤田氏は「僕は結構しっくりきました」とコメント。 過去の質疑の様子や、藤田氏自身が前原氏から討論についてアドバイスを受けたことなどを挙げ「僕らの党の政策を党を代表して戦ってくれるのは非常に心強い」と続けました。 代表質問の中で野党へ一致結束を呼びかけた前原氏ですが、これまでの経緯から国民民主党との関係については不安な部分が否めません。 藤田氏はその点について「信頼関係は刹那刹那だけを切り取るものではない」とし、執行部か今後どのような関係性を他党と構築していくかが重要との見方を示しました。
党で起こる森羅万象は幹事長の責任?
MC中山「大変だったこととか危なかったこととかありましたか?」 藤田氏「まあ、毎日そんな感じで」 藤田氏は民間から補欠選挙で政界に入り、当選から2年半で幹事長に就任。当時のことについて藤田氏は「国会の仕組みとかもあいまいな感じしか分かってない部分もあったし(中略)危なっかしいなと思われていたと思います」と振り返りました。 政治家としての経験が浅いからこそ、自分の強みを生かして実業家然として仕事に取り組んだと藤田氏。「政党を経営する」という考え方もその中で生まれました。 引き継ぎにあたって藤田氏は、幹事長にとって経営者的な目線を持つことは重要だと改めて感じたとのこと。岩谷氏も経営者出身であるため、その点については安心して任せられると感じているようです。 幹事長の仕事の範囲の広さについて問われると「党で起こる森羅万象は幹事長のせいなんですよ」と藤田氏。 議員の悩みや議員同士のトラブルをスルーせずに、最高責任者として引き受けることを自身のポリシーとして幹事長の仕事にあたってきたとのことです。 MC中山「引き受けすぎちゃうとかはないんですか?」 藤田氏「全部自分がやるんじゃなくて(中略)解決をお願いする、報告を受けるということをやったりしていましたね」 支払いの決済といった比較的軽めのものから、時間無制限の定例記者会見まで多岐にわたる業務を3年間こなし続けてきたことについて藤田氏は「政治家としての力量をあげさしてもらえたありがたい機会」と振り返りました。
新執行部メンバーへアドバイス
若手で抜擢された新幹部へのアドバイスを求められると「アドバイスするのも僭越」としつつも、「役職で権限をもたせてもらってるだけなので偉いわけじゃないと思ってやってきた」と藤田氏。 自身の経験から「指示する」ではなく「お願いする」というスタンスで、人より率先して早く、たくさん働くことが重要だと語りました。 また、「ストレスをため込みすぎない」ことのほか、仕事をおもちゃのジェンガに例えて仕事を溜めると積み重なって崩れてしまうので「仕事を抱え込みすぎない」ことも大事だと締めくくりました。