インパクト大な新人なんてなんぼいてもええですからね!|読者が選ぶベストルーキー2024
5位 Juju /スーパーフォーミュラ Jujuは2024年の国内モータースポーツシーンにおける、最大の注目人物だったと言っても過言ではないだろう。 【動画】佐藤琢磨&中嶋一貴、スーパーフォーミュラで鈴鹿サーキットを”まさかの”逆走?? Jujuは日本人女性初、そして史上最年少のスーパーフォーミュラドライバーとして2024年シーズンにデビュー。開幕前のテストでは、女子高生レーサーとして、一般メディアにも広く取り上げられ大注目の存在となっていた。 開幕後はそれまでのレース経験から大きくステップアップしたスーパーフォーミュラのマシンに苦戦しつつも、シーズンを通じて成長を見せ、最終ラウンドの鈴鹿では自己ベストとなる12位を記録。 2025年シーズンに向けた去就はまだ明らかとなっていないが、今後もJujuは女性ドライバーとして注目を集め続けることになりそうだ。
■4位 フランコ・コラピント/F1
2024年、急遽F1デビューのチャンスを掴んだ男、それがコラピントだ。 ウイリアムズのローガン・サージェントが不振を極めていたことからチームは彼を解雇……その後任として選ばれたのが2024年にFIA F2参戦1年目だった育成ドライバーのコラピントだ。 コラピントは2024年イギリスGPのFP1でF1マシンをドライブしているとはいえ、ろくな準備期間もないまま、サージェントの後任としてF1デビューを果たした。にもかかわらずコラピントは、F1で大注目を浴びる輝きを放った。アゼルバイジャンGPでは8位、アメリカGPで10位といきなりポイントを獲得していったのだ。 終盤はクラッシュで厳しいレースが続いたものの、F1で速さを示したことで彼への注目度はかつてないほど上昇。F1フル参戦のシートは得られなかったものの、2025年も注目の存在となっていくはずだ。
■3位 ガブリエル・ボルトレト/FIA F2
2024年のFIA F2で、ルーキーながらもチャンピオンに輝いたボルトレトがベストルーキー3位となった。 マクラーレン育成のボルトレトは昨年、FIA F3でルーキーイヤーながらもタイトルを獲得しF2へステップアップ。するといきなりチャンピオン争いの一角に割って入り、モンツァ戦フィーチャーレースでは最後尾から逆転するという劇的な勝利を達成……ザウバー/アウディF1が獲得に興味を示し、マクラーレンもそれを後押しし、2025年のF1デビューが決定した。 そして最終戦までもつれ込んだ争いを制し、F2チャンピオンを獲得。F3とF2を1年で制してF1昇格を果たした最近の事例は、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)やジョージ・ラッセル(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)と、いずれも有力ドライバーばかり。 2017年のフェリペ・マッサ以来のブラジル人フル参戦ドライバーとなるボルトレト。彼の走りは2025年も要チェックになるだろう。